Microsoft Windows XPの旧バージョンからのアップグレード / アンインストール
Windows XPは、Windows NT系列のOSとして開発されている為、本来ならWindows NTやWindows 2000からのアップグレードを想定していますが、Windows NT系列のOSとWindows 9x系列のOSはWin32という共通のAPIを備えている上、Windows XPはWindows NT系列とWindows 9x系列の統合を目的として開発されている為、Windows 9x系列のOSの基本的な機能も含まれています。その為Windows 98(SEも含む。以下同じ)やWindows Meからでもアップグレード可能です。ただし、Windows XP Home Editionへは、Windows 98とWindows Meからしかアップグレードできません。また、これらがインストールされた環境では、アップグレードの他に新規インストールも行える。Windows 95やWindows 2000からはセットアッププログラムを起動させるとエラーメッセージが表示してしまい、先に進みません。Windows 98とWindows Meのどちらからアップグレードしてもそのシステムファイルが保存されれば、後でWindows XPをアンインストールして旧バージョンへ戻す事は可能です。ただし、旧バージョンのシステムファイルの保存はWindows XPをインストールするパーティションに十分な空き容量が残っている必要があります。Windows XPをインストールできる容量はあっても旧バージョンのシステムファイルを保存する容量まではない場合は、その旨を伝えるメッセージが表示され、旧バージョンのシステムファイルは保存されません。この場合は、たとえWindows 98やWindows Meからアップグレードした場合でも後でWindows XPをアンインストールする事はできません。 一方Windows XP Professionalへは、Windows 98、Windows Me、Windows NT Workstation 4.0、Windows 2000 Professional、Windows XP Home Editionのいずれかからアップグレード可能です。Home Edition同様、Windows 95からはアップグレードできません。また、アンインストールはWindows 98とWindows Meからアップグレードした場合に限り可能になります(Windows NT Workstation 4.0、Windows 2000 Professional、Windows XP Home Edition からアップグレードした場合はアンインストールできない)。